WordPressでログイン時に入力するユーザー名を変更する方法メモです。
WordPressではログインIDとなるユーザー名は、ユーザー編集画面からは変更できないようになっています。そのため別の方法で変更する必要があります。
プラグイン Easy Username updater を使ってユーザー名を変更
「Easy Username updater」という簡単にユーザー名を変更できるプラグインがあります。
【プラグインページ】
Easy Username Updater – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語
プラグインを有効化すると、管理メニューのユーザーのところに「Username Updata」という項目が追加されます。
「Username Updata」をクリックするとユーザーリストが表示されます。ユーザー名を変更したいユーザーの行にある「update」をクリックしてください。
次の画面で新しいユーザー名を入力していきます。「New Username」の入力欄に新しく設定したいユーザー名を入力し、「Update Username」ボタンをクリック。
アップデートが無事完了すると上部に「Username Update!」が表示されます。これでユーザー名の変更は完了です。
ログイン中のユーザーを変更した場合は、アップデート後に別の管理画面に移動しようとするとログイン画面が表示されます。新しいユーザー名でログインできるか確認しましょう。
ユーザー名を変更したあとプラグインを削除しても変更されたユーザー名はそのままです。プラグインが不要であれば削除しても問題ないと思います。
データベースでユーザー名を変更
ユーザー名はデータベースからであれば変更できます。データベースの操作に慣れているのであれば、この方法も手間が少なくていいと思います。
【wp_users】テーブルにユーザーの情報が格納されています。ユーザー画面に表示されるユーザー名はこのテーブルの【user_login】の値です。
ここを変更する場合、【user_nicename】も必要に応じて変更します。【user_nicename】はURLに含められる名前です。
作成者の投稿一覧画面を表示する時のURLは /author/user_name/
となっており、user_name の部分にはテーブルの【user_nicename】が入ります。
ログインIDと合わせておいた方が良さそうであれば、ここも一緒に変更しておきましょう。【user_login】と【user_nicename】は別の名前にしておいた方がセキュリティは高まるので、問題なければ別名にしておくのがおすすめです。
新規でユーザー登録
権限グループが管理者であれば、新しくユーザーをつくって、使用していたユーザーを削除してしまうのも一つの方法です。
手間はかかりますが、プラグインを使用せずデータベースでの変更も難しい場合、管理画面上でユーザー名を変更できる方法です。
この場合、元々登録されているメールアドレスはユーザーを削除するまで使用できません。同じメールアドレスで別のユーザーを登録しようとしても、「このメールアドレスはすでに登録されています。他のアドレスを選んでください。」と表示され、登録ができないようになっています。
そのため登録されているメールアドレス以外のものを用意する必要があります。
ユーザーを削除してから追加する方法もありですが、管理者権限を持つ別のユーザーもしくはユーザーの登録・削除が行える権限を持つユーザーがいなければ先に削除することはできません。
また削除するユーザーが投稿した記事を、別のユーザーのものにできるか、しても問題ないかの確認が必要です。
削除しようとするユーザーに所有するコンテンツがある場合、そのコンテンツを消去するか別のユーザーのものにするかを選んでからユーザーを削除することができるようになっています。投稿を残しておきたい場合は必ず別のユーザーに引き継がせるようにしてください。
この方法に限りませんが、ユーザーを登録する際には併せてニックネームも変更しておきましょう。デフォルトではユーザー名とニックネームは同じもので設定されます。特にサイト上に執筆者情報を載せる場合は、ニックネームをユーザー名とは別にして「ブログの表示名」をニックネームに変更しておくのがセキュリティ上おすすめです。
「ニックネーム」の欄にテキストを入力すると、「ブログの表示名」で選択できるようになります。
メールアドレスを旧ユーザーと同様にしたい場合は、旧ユーザーを削除後新ユーザー側でメールアドレスの変更を行います。