サーチコンソールの「パンくずリスト」でエラーが出た時の対応

Google Search Console の「パンくずリスト」でエラーが表示されてしまった時の対応方法メモです。

実は構造化データというものをしっかり理解しておらず、なんとなくコピペで済ませてしまっていた時期がありまして…そんなときにこのエラーに遭遇していました。
私のように構造化データを設定するときに、なんとなくでやってしまうとエラーになってしまうことが少なからずあります。ちゃんとチェックできるようにしておいた方がいいですね。

『項目「id」がありません』

このエラーで表示される「id」というのはURLのことで、schema.orgの「Thing」プロパティ「identifier」を指しています。 なので、このあたりの記述がおかしい場合にエラーとなります。

『項目「id」』関連のエラーが表示された時はaタグに設定している属性を確認してみてください。

この時は「itemscope」をつけていたことが原因でした(大体の場合、このことが原因のようです)。この記述は不要なので削除します。

以下のコードがエラーが出たコードです。

<a itemscope itemtype="http://schema.org/Thing" itemprop="item" href="/">

ここにあった「itemscope」を削除するだけでこの問題は解決できました。
itemscope="" のように空の値が設定されている場合も削除しましょう。
以下が修正したコードです。

<a itemtype="http://schema.org/Thing" itemprop="item" href="/">

『「name」または「item.name」のどちらかを指定してください』

このエラーは言われている通り、「name」も「item.name」も指定されていない場合に表示されます。これらの記述がない、また値がない場合にもこのエラーになります。

例えば <span itemprop="name">Books</span> という記述が必要なところで itemprop="name" 、JSONなら "name": "Books", といった記述が抜けてしまっていたり、<span itemprop="name"></span>のように値となるテキストが何もない場合、このエラーになります。
エラーが表示されたページのHTMLソースに値が入っているか確認してみてください。

WordPressでパンくずを自動生成している場合はその設定を見直してみましょう。

リッチリザルトテストでコードをチェック

設定している構造化データが問題ないかどうかは「リッチリザルトテスト」でチェックできます。

リッチリザルトテストのページへ

公開しているページをチェックする場合は「URL」を入力、まずはコードだけをチェックしたいという場合は「コード」に該当コードを入力して、実行ボタンをクリック。

問題なければ「○件の有効なアイテムを検出しました」と表示されます。
さらに詳細を確認したい場合は「検出された構造化データ」にあるリストをクリックすると見ることができます。

ここでOKが出たらサーチコンソールで「修正を検証」ボタンを押してGoogleに知らせましょう。
ボタンを押したらあとは検証が終わるのを待つのみです。問題なければ、Googleから通知がきてエラーがなくなっているはずです。

ちなみにschema.orgのチェックツールもあります。調べたい構造化データによってはこちらも使えるかと思います。スキーマ マークアップ テストツール | Google 検索セントラル | Google Developers

パンくずの構造化データの使用方法はschema.orgで確認できます。
BreadcrumbsList | Schema.org

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