RedirectionプラグインでWordPressのリダイレクト管理

更新2024/02/18

サイトの移転やページのURLを変更してページの評価を引き継ぎたい時に設定するのがリダイレクトです。htaccessを使ったリダイレクト方法もありますが、コードに慣れていないと設定に躊躇してしまったり億劫になってしまうこともあると思います。

「Redirection」は、WordPressサイトでリダイレクトの設定・管理が簡単にできるプラグインですhtaccessでコードを設定するのに不安がある、より手軽にリダイレクトを行えるようにしたい、という方におすすめのプラグインです。
ここでは設定方法や使い方をメモしていきます。初めてRedirectionを利用する方、設定方法が分からなくなってしまった方など参考にしてみてください。

Redirectionで確認・設定できること

Redirectionは簡単にリダイレクト設定ができることもおすすめの理由ですが、その他以下のような管理やログ確認が管理画面上でできることもプラグインを使用するメリットです。

  • リダイレクトしたURLをグループで管理できる
  • リダイレクトが発生した日時が分かる
  • リダイレクトを設定したURLにどこからアクセスがあったかが分かる

Redirection の初期設定

動作確認環境

  • WordPressバージョン  :  6.4.2
  • プラグインバージョン  :  5.4.1
  • 動作確認日  :  2024/01/18

インストール&有効化

まずはプラグイン追加画面から「Redirection」を検索しインストール。インストールしたら有効化。

プラグイン追加画面

Redirection – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語

有効化されるとメニューの「ツール」の中に「Redirection」が追加されます。

基本のセットアップ

メニューのRedirectionをクリックすると「Redirection へようこそ」という画面が表示されます。この画面の下にある「セットアップを開始」をクリックして次に進みます。

「手動セットアップ」をクリックすると「手動インストール」のタイトルが表示された画面になります。

自分でSQLの操作を行いたい、その必要がある、というわけでなければ「セットアップを開始」で進めて行きましょう。

手動セットアップを選択した画面

次に「基本のセットアップ」という画面に変わり、Redirectionが推奨するオプションが表示されます。表示される説明を見て必要な項目にチェックを入れましょう。

後からでも設定もできるので今すぐには分からない、という場合はチェックを入れなくても大丈夫です。

次に「既存のリダイレクトをインポート」という画面に変わります。

WordPress自体にもリダイレクトをかけるシステムがあります。そのため、プラグインを入れる前にWordPressで設定されているリダイレクト内容をRedirectionプラグインの方にインポートすることができます。また別のリダイレクトプラグインを使用していた場合、その内容をインポートすることもできます。

インポートできる内容がある場合には「既存のリダイレクトをインポート」という画面が表示されますので、Redirectionでも管理したいものがあればチェックを入れて次へ進みます。

次に「REST API」という画面に変わります。

「REST API: 良好」となっていたら「セットアップ完了」をクリックします。

「セットアップ完了」をクリックすると、既存リダイレクトのインポートにチェックを入れた場合、インポートが開始されます。

インポートが完了したら最後にインストール完了画面になります。
「準備完了です!」をクリックして初期設定は完了です。

リダイレクトの設定

初期設定が完了したら、転送ルールを設定する画面が表示されます。

基本的な設定は「ソース URL」に旧URL、「ターゲット URL」にリダイレクト先のURLを入力するだけです。「転送ルールを追加」をクリックすると設定が追加されリダイレクトされるようになります。

ここでは例として /cat01/old-url/ というURLから /cat01/new-url/ へリダイレクト設定します。

サイト内であれば、ターゲットURLは相対URLでもリダイレクトされます。例で言うと https://local-demo.local/cat01/new-url/ ではなく /cat01/new-url/ だけでもOKです。
ただし外部サイトへリダイレクトさせたい場合は絶対パスで入力します。

絶対パスと相対パスの違いとは?それぞれの特徴や記述方法を解説 | ウィルゲート

ターゲットURLの入力欄は補完機能が付いているので、URLやタイトルの一部を入力すると候補が表示されるようになっています。

※プラグインのバージョンは5.3.10以降で確認しているので古いバージョンを利用している場合補完機能はないかもしれません。

「転送ルールを追加」ボタンの横にあるアイコンをクリックするとさらに詳細な設定項目が表示されます。

一致条件をURL以外にも設定したい場合や、301以外のリダイレクト設定も可能です。

【参考】HTTP のリダイレクト – HTTP | MDN

リダイレクトの確認

設定したらちゃんとリダクレイトが間違いなく行われているか、旧URLにアクセスしてチェックしましょう。
転送ルールを追加したら一覧に表示されます。該当のリストにカーソルを合わせると以下のように編集項目が表示されます。ここの「リダイレクトを確認」からでもチェックできます。

リダイレクトがうまくいっていれば以下のように表示されます。

うまくいっていない場合は以下のように表示されます。この場合でも実際にアクセスするとリダイレクトがされる場合もあります。

私の場合ローカル環境で試した際に、リダイレクトはされるものの「リダイレクトの確認」をクリックすると「Fail」の表示になりました。ローカル環境ではエラーになっても、本番環境ではエラーになった記憶はほとんどないので、もしこの表示になった際はキャッシュの削除や通信環境などを見直してみるといいと思います。

リダイレクト確認のほか、リダイレクト内容を変更したい場合は「編集」、リダイレクトが不要になったら「削除」、一時的にリダイレとをやめたい場合は「無効化」で設定します。

その他確認・設定項目

基本的なリダイレクト設定は旧URLと新URLを入力して追加するだけでできるのですが、Redirectionには他にも様々な機能があります。リダイレクト設定をしたURLのアクセス履歴の確認や分かりやすいリダイレクト管理、より高度なリダイレクト設定をしたいときに利用して行きましょう。

ログ確認

Redirectionでは、リダイレクト設定しているURLにアクセスがあったら記録されます。プラグインページのログタブをクリックすると履歴が表示されます。

転送ログや404ログは保存期間を設定することができます。項目の「オプション」をクリックすると設定画面が表示されます。

保存期間は「1日・1週間・1ヶ月・2ヶ月・永久」と選べます。ログなしの場合は履歴が保存されません。

あまり長期間にするとログでデータがいっぱいになってサイトに影響が出るかもしれません。ログが膨大にたまらないような状況であれば「永久」でもいいかもしれませんが、必要な期間(定期的に見返せるくらいの期間が目安)で設定しておきましょう。

404エラー

ログ確認と同様にチェックしておきたいのが404エラーです。リダイレクト設定したURLが404エラーの履歴に表示されている場合、リダイレクトが失敗している可能性があるので見直してみましょう。

グループ

Redirectionでは設定したリダイレクトのグループ分けができます。初期では「転送ルール」と「編集済みの投稿」のみですが、もっと細かく分けたい場合にはグループタブからグループの追加・設定ができます。

リダイレクトをする時とは?

同じような内容のページが存在しているがURL変更のため元のURLからのアクセスを新しいページに誘導させたい場合にリダイレクトを設定します。
ドメインを変更するときであったり、URLの構造を変更したときや分散していた2つの記事の内容を一つにまとめたりするときなどが当てはまります。

なぜ新しいページに誘導させるかというと以下のようなメリットがあるからです。

  • 検索エンジンにURLの変更を伝える
  • 旧URLの被リンクでも新しいページに誘導できる
  • 元々のSEO評価が引き継がれる

元々公開しているページは検索エンジンからの評価を受けているはずです。新しいページの評価はもちろんゼロからのスタートになりますが、もし高評価のページと類似していてリダイレクトされていればその評価は引き継がれます。

ゼロからスタートしたものが高評価ページと同じ評価を得られるとは限りませんし、その評価になるまでには時間がかかることがほとんどだと思います。別ページとして類似ページがあるとどちらの評価も下げてしまう可能性も否定できません。

こういったSEOでの評価を下げない、または上げるための対策としてもリダイレクト設定は重要な役割となります。
旧URLの被リンクからアクセスした時に、404になってしまうとせっかくアクセスしてくれたのにすぐ離脱されてしまう可能性も高いですからページを見てもらえるようにしておくことも大切です。

リダイレクトを設定していれば必ずしも評価が下がらないとは言えないのですが、一時的に下がってしまったとしてもある程度時間が経った後に戻ることも少なくありません。

適切なリダイレクトをしてサイト運用に活かしていきましょう!

カテゴリー : WordPress

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