表示されているページでどのテンプレートファイルが使われているかを調べる

表示されているページ上で使われているテンプレートファイルを表示させる方法メモです。

WordPressでのサイト制作中にどのファイルを修正すればいいのか分からない場合、思い当たるファイルを片っぱしから調べるのは結構な手間です。その手間を省きたいときに、参考にしてみてください。

PHPコードで確認

WordPress には $template というグローバル変数があり、これを利用することでそのページで使用されているテンプレートファイルを確認することができます。

PHP

if(is_user_logged_in()) { // ログイン中の場合
  global $template;
  $current_template = basename($template);
  echo '使用されているテンプレートファイル：'.$current_template;
}

if(is_user_logged_in()) { // ログイン中の場合
  global $template;
  $current_template = basename($template);
  echo '使用されているテンプレートファイル：'.$current_template;
}

$template にはファイルまでのパスが入っています。（ /wp_content/themes/theme_name/***.php という文字列）このままだと認識しづらいので、***.php の部分だけ表示させるために basename() を使用します。

PHP: basename – Manual

ヘッダーやそのページ上のどこかに表示させる場合には、サイトにアクセスしてきたユーザーには表示されないように「ログインしている時」という条件分岐もつけます。

一度だけ簡易的に表示させたい場合は上記の形でもいいと思いますが、常時わかるようにしておきたい場合はツールバーにメニューを追加して表示させるのがおすすめです。ページ上には表示させず、ログインしているユーザーにのみツールバーに表示させることができます。

functions.php

function add_adminbar_menu() {
  global $wp_admin_bar;
  global $template;
  $current_template = basename($template);
  $wp_admin_bar->add_node( array(
    'id'    => 'template_file_name',
    'title' => '使用されているテンプレートファイル : '. $current_template,
  ));
}
add_action('admin_bar_menu', 'add_adminbar_menu', 500);

function add_adminbar_menu() {
  global $wp_admin_bar;
  global $template;
  $current_template = basename($template);
  $wp_admin_bar->add_node( array(
    'id'    => 'template_file_name',
    'title' => '使用されているテンプレートファイル : '. $current_template,
  ));
}
add_action('admin_bar_menu', 'add_adminbar_menu', 500);