WP Migrate Lite の使い方 – WordPress移行プラグイン

WordPressサイトを移行できるプラグイン「WP Migrate Lite」の使い方メモです。

私はWordPressのローカル環境に「Local」を使用しており、移行の際にZIPファイルをLocalにドラッグ&ドロップするだけで簡単に移せるということで、導入してみました。

公開しているこのサイトをコピーしてLocalにインポートするパターンで確認しています。

動作確認環境

  • WordPressバージョン  :  6.8.3
  • プラグインバージョン  :  2.7.5
  • 動作確認日  :  2025/10/15

基本の使い方

WP Migrate Lite で移行の手順は、ざっくりと以下のような形。

  • プラグインをインストール
  • 移行するデータを選択&URL置換設定して、データをエクスポート
  • Localにインポート

インストール&有効化

まずは、プラグイン追加画面にて「WP Migrate Lite」と検索し、インストールできます。

プラグイン追加画面

【プラグインページ】
WP Migrate Lite | WordPress.org 日本語

有効化すると、管理メニュー「ツール」の中に「WP Migrate」から設定画面へ移動できます。

移動した画面で「NEW MIGRATION」をクリック。

続けて以下のような画面になるので、「Export」をクリック。

移行するデータを選択&URL置換設定してエクスポート

ここからエクスポートする内容を設定していきます。

設定をして EXPORTボタンをクリックするとエクスポートが始まります。

エクスポートの途中であればキャンセルも可能です。「CANCEL」をクリックすれば、一時ファイルとデータが削除され、エクスポート処理をキャンセルできます。

Localにインポート

Localに移動してサイト追加画面を表示。
破線で囲まれている「Select an existing ZIP」をクリックしてデータを選択。もしくはエクスポートしたZIPフォルダをそのままドラック&ドロップでも追加できます。

or

アップロードすると、以下のような画面になりました。ローカルサイトのサイト名や環境設定をして、インポート。環境は、サイトヘルスを確認しながらできるだけ本番と合わせて設定します。

「Import site」をクリックしてインポート完了を待ちます。完了したらサイトをチェックして移行完了です。

移行データの選択

WP Migrate Lite では移行するデータを細かく選ぶことができます。各項目、デフォルトではチェックが入っていませんが、クリックするとチェックが入って詳細内容が展開されます。

チェックを入れつつ内容を確認していきましょう。
親項目にチェックが入っている状態で、その下の項目にチェックが入っていない状態の場合はエラーになってエクスポートができないので、その中のものが全て不要な場合は親項目自体のチェックを外す必要があります。

ここでは、デフォルトから変更した項目を主にご紹介します。

Database

「Table」や「Post Type」は「Export all …」でいいと思います。

「Advanced Options」では、追加で「Exclude spam comments」と「Exclude revisions」にもチェックを入れました。(スパムコメントやリビジョンデータを除外)

URLやルートパスの置換は、Local に移行する場合は空欄でも問題ないです。移行するときに Local で自動設定されました。
他のサーバーに移行する場合や、Local以外でローカル環境構築されている場合は設定しておいた方がいいのかなとは思います。

ただ「https」は変えた方がいいかもです。変更しなかったら、クライアント側は問題なく表示されたのですが、ログイン画面や管理画面にアクセスした際にエラーになってしまいました。また画像などのURLテキストも置換されないので、表示されません。(Localのデフォルトが「http」のため)
LocalでSSL設定したら解決しましたので、「https」のままエクスポートしたら設定してみてください。

その他にも解決方法があり、以下の記事が参考になります。
【ローカルWordPress】https://localhost に勝手にリダイレクトされる原因と解決法|SSLエラー「ERR_SSL_PROTOCOL_ERROR」の直し方

エクスポート時に「Custom Find & Replace」で置換設定をしたら、エラーなく表示・移行できました。

FINDに「https」、REPLACEに「http」

Themes

テーマは、「Export only active themes」にして有効になっているもののみ。もちろん必要であれば全て、もしくはいくつかのテーマだけと選ぶことができます。

Must-Use Plugins

一度チェックしてみてファイル内容を確認したところ、ローカルには必要ないプラグインファイルだったため、外しました。

私の場合は外しても問題ないものでしたが、内容を確認して含めるかどうか判断してください。

Must Use プラグイン – サポートフォーラム – WordPress.org 日本語

Other Files

「ai1wm-backups」「ewww」「languages」「siteguard」が表示されましたが、「ewww」「languages」のみチェックしました。

「ai1wm-backups」は「All-in-One WP Migration」のバックアップ用のものだったので除外、「siteguard」もインポートする必要はないので除外しました。

参考:All-in-One WP Migrationのバックアップファイルの注意点!放置するとサーバーがパンクします

移行完了後

「WP Migrate Lite」では、一度エクスポートを開始した内容を保存できるようになっています。

移行設定画面や「PROFILES」タブに「SAVE」ボタンがあり、クリックするとその内容が保存され、「Saved Profiles」に表示されます。

不要であれば、一度保存した後に「Delete」をクリックして削除できます。

今までは「All-in-One WP Migration and Backup」プラグインしか知らなかったのですが、こちらも便利。公開サイトをLocalを使ったローカル環境にコピーする際には、ファイルアップロードのみで、その他の設定がほとんど要らず、簡単に移行ができました。容量を気にせず、画像データもそのまま移行できたのがよかったです。

カテゴリー : WordPress

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